情報発信のツールとしてSMS(ショートメッセージサービス)が、さまざまな企業から注目を集めています。SMSは1997年に始まったサービスですが、なぜいま多くの企業の注目を集めるようになったのでしょうか。それにはSMSの規格変更と、SMS送信サービスの普及が大きく関わってきます。以下では、SMSが見直されるようになった理由に触れ、自動送信や予約送信の設定方法を解説し、SMS送信サービスについて説明します。
標準アプリではSMSの自動送信はできない
SMSとは、短文のテキストを携帯電話やスマートフォン同士で送受信するサービスです。
当初は携帯電話やPHSでの連絡ツールとして使われていましたが、日本では海外のように定着しませんでした。それは、日本のSMSは独自規格を使っていたため、自社以外の携帯キャリアにメッセージを送れなかったからです。
そのため次第に使い勝手の良いキャリアメールが日本では主流になり、SMSを使う機会はごく限られたものになっていました。そんなSMSに、2011年になって変化が現れます。
それは日本のSMS規格の変更です。自社以外の携帯キャリアにもメッセージを送信できるようになりました。これによってSMSの有用性が見直されるようになり、注目を集めるようになります。
では、SMSのどこにどのようなメリットが見出されたのでしょうか。
SMSを使う最大のメリットは、顧客への情報到達率が高いことです。
SMSは電話番号を知っていれば、ほぼ確実に相手へメッセージを送信できます。ここに着目した企業が、SMSを督促や本人確認、業務連絡といった用途などで頻繁に利用するようになりました。
しかし、スマートフォンや携帯電話に標準でインストールされているアプリでは、SMSの自動送信や予約送信はできません。顧客全てにSMSを手動送信するとなると、その労力は大変なものになります。
予約した日時に自動で送信する方法として、かつてはGoogleカレンダーのイベントリマインダー機能を利用する方法が一般的でした。しかし、2015年からGoogleカレンダーを利用したSMS送信ができなくなったため、この方法は今では使えません。
そのためビジネスにSMSを使う場合には、SMS送信サービスの利用が必要不可欠となっています。
SMS送信サービスを利用することで簡単に予約送信が行える
SMSのメリットである到達率と開封率の高さは、プロモーションの告知やサービスへの誘引などを顧客に対してダイレクトに行えるため、企業にとっては非常に魅力的です。しかし前述の通り、プリインストールされたアプリではSMSを一斉に送信できません。
そこで登場したのがSMS送信サービスです。このサービスを導入すれば、SMSの配信予約を複数の相手に対してできるようになります。SMS送信サービスは、BtoCのマーケティングにおける効果的な手法です。
SMS送信サービスで利用できる主な機能としては、
- メッセージの一斉送信・個別送信
- テンプレートの作成
- 配信日時を設定して予約
- 宛先のグルーピング
- 送信先別のキーワード挿入機能
- 短縮URLの自動生成
- オプトアウト自動処理
などが挙げられます。
携帯電話から直接1件ずつ送信する場合、1日に200通までしか送信できません。しかし、SMS送信サービスを使えば何万通ものSMSを一斉配信できる上、ブラウザを利用した管理画面からメッセージの編集や送信が行えるため、配信や保存も容易になります。
加えて顧客ごとに違う情報を含めたメッセージを作成することも可能です。例えばSMSで督促通知を行う場合、メッセージ全体の内容は同じまま、請求額の部分をAさんは30,000円、Bさんは50,000円と変えられます。
他にも、メッセージ内にURLを含める場合は自動的に短縮させて文字数を少なくするなど、SMS送信サービスには便利な機能が備えられています。
またAPIを利用してサービスの中にSMSの配信機能を組み込み、自動的に特定の内容を送信させることもできます。
サービスの基本的な機能は似ているものの提供会社によって多少の違いがあるため、SMS送信サービスを採用する際には、自社に必要な機能が何かを判断した上で選ぶことが大切です。
受信したSMSの内容に応じて自動返信することも可能
SMSの一括送信は非常に便利な機能ですが、これは企業からターゲットに対する一方的な連絡方法です。SMS送信サービスは送信機能に特化しているため、基本的に受信は行えません。
しかし、サービスによっては受信も可能で、受信内容によって自動的に返信できるものもあります。これが「双方向SMS機能」です。
双方向SMS機能ではAPIもしくはブラウザを利用した管理画面から、メッセージ内容に応じた返信を作成できます(詳しい機能はサービスによって異なります)。メッセージ内に含まれるキーワードを分析して、自動応答や返信の個別送信ができるので、返信対応にかかる労力を大きく減らせるのがメリットです。
もちろん、顧客対応の結果をデータとして抽出することも、システムに反映させることもできます。
双方向SMS機能がどのように使われているかを、サービス向上のためのアンケートを例に挙げてみてみましょう。まず、サービス利用者へ下記のようなSMSを送信します。
いつもご利用ありがとうございます。先日リリースした新機能はいかがでしたか?
今回の新機能の満足度について、当てはまる回答の番号を返信していただけますと幸いです。
1.とても満足
2.やや満足
3.普通・どちらでもない
4.やや不満
5.不満
ここで1~3が回答された場合は、「ご回答ありがとうございました。」と返信し、4または5が回答された場合は「不満に感じた理由を教えてください。」と返信するなど、双方向SMS機能えお備えたSMS送信サービスを使うことで、分岐させて簡易的にアンケート調査を行うことができます。
双方向SMS機能を活用することで、今よりももっと業務効率を改善できる可能性があり、次世代のビジネスツールとして期待を集めています。

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現在、携帯電話に搭載されている標準機能ではSMSの自動送信や予約配信が行えません。そのためビジネスでSMSを活用したい場合はSMS送信サービスの利用が必要不可欠です。日時を設定した予約配信はSMS送信サービスの基本的な機能として備わっている場合が多いのですが、受信内容を元に自動返信したい場合は双方向SMS機能が備わっているサービスを選ぶ必要があります。
メディアSMSは双方向SMS機能だけでなく、アンケート調査が簡単に行える機能なども備えているSMSサービスです。
メディアSMSのサービス内容
メディアSMSはMedia4uが提供しているSMS送信サービスで、以下のようなサービスを利用することができます。
- SMS送信[基本サービス]
- 長文オプション
- 双方向SMS
- SMS認証/電話番号認証
- 他人接続判定
- IVR & SMS
- SMS REGI -SMS決済-
- アンケートSMS
- 認証オールインワンサービス
このようにメディアSMSは多岐にわたるサービスを展開しており、直感的でわかりやすい操作も魅力のSMSサービスです。詳しくはこちらのフォームよりお問い合わせください。
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※1 デロイトトーマツミック経済研究所 ミックITリポート (2022年10月版) より
※2 受信拒否・圏外・電源オフを除く。4キャリア到達率当社検証試験の結果。
※3 2022年10月末日時点

SMSnavi編集部
株式会社ファブリカコミュニケーションズ SMSnavi編集部。SMS(ショートメッセージサービス)に関する記事を執筆しています。
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