SMS認証を導入するには?SMS認証の特徴や導入方法について詳しく解説!

SMS認証を導入するには? SMS認証の特徴や導入方法について詳しく解説!

近年ではクレジットやバーコード決済など、オンラインでの決済方法が普及し、ネット上で簡単に支払いを完結することができるようになりました。しかし、それに伴ってなりすましや詐欺行為などセキュリティリスクの問題が顕在化してきています。
そのセキュリティリスクの解決策として様々な企業やサービスが導入を始めているのが二段階認証を用いた本人確認です。中でもSMS認証は様々なサービスで用いられている非常にポピュラーな本人確認です。では、なぜSMS認証が二段階認証の主流となっているのでしょうか。本記事ではSMS認証の特徴やメリットから導入方法、活用事例について要点を抑えつつ詳しくご紹介します!

この記事でわかること:
・SMS認証の仕組みと流れ、導入方法
・SMS認証のメリット/デメリット
・SMS認証の導入事例

Chapter
SMS認証の仕組みと認証までの流れは?
SMS認証(二段階認証)の一般的な仕組みと認証までの流れ
SMS認証を導入する企業側の作業
SMS認証と他の認証方法の違いは?メリットとデメリットも紹介!
認証の種類は「知識」「所有」「生体」の3つ
SMSが本人認証に利用されている理由
ユーザーにSMSを送れない場合の認証方法は?
SMS認証の導入事例
SMS認証を導入する際に確認しておくべきこと
SMS認証機能を使うなら、APIは必須
誤送信防止に役立つ、他人接続判定機能
SMS認証をワンコールで完結できる専用API
まとめ

SMS認証の仕組みと認証までの流れは?

SMS認証の導入を検討する前に、まずはSMS認証がどのような仕組みで認証を行っているのかを詳しくご説明します。

SMS認証(二段階認証)の一般的な仕組みと認証までの流れ

ワンタイムパスワードを用いたSMS認証の流れ

SMS認証は以下の流れで進んで行きます。

  1. ユーザーが会員登録や決済時に電話番号を入力
  2. システム側で認証コードを発行
  3. 認証コードが記載されたSMSをユーザーへ送信
  4. 受け取った認証コードをフォームなどへ入力してもらう
  5. システム側で認証コードを突合
  6. 認証完了

多くの場合、SMSで送られるで認証コードには有効期限が決められており、1回しか使えません(別名ワンタイムパスワードとも呼ばれています)。そのため、同じ人が再び本人確認を試みた場合でも、また別の認証コードが発行されます。
なぜ、このような仕組みが導入されているのかというと、例えばログインに必要な情報がIDとパスワードのみの場合、そのデータが他者に渡ると簡単に不正ログインができてしまいます。そのため追加で1回しか利用できない認証コードを発行し、登録されている携帯電話番号を使ってSMSで送信し顧客に入力してもらうことで、本人以外からの不正ログインを防ぐようにしているのです。

SMS認証を導入する企業側の作業

では、SMS認証を導入する企業側はどのような運用が必要なのでしょうか?
まず、SMS認証を導入する際は基本的にSMS送信する機能を「SMS送信サービス」が提供しているAPIを自社システムに組み込んで導入し、認証コードの発行・突合部分を自社で開発する必要があります。
しかし「メディアSMS」が提供している「SMS-OPE.COM」なら、SMS送信の機能だけでなく認証コードの発行・送付・突合まで完結して行うことができるため、導入に必要な開発工数を最小限に抑えることができます。業務効率化のためにも、利用するSMS認証サービスは運用にかかるコストも加味して選ぶ必要がありそうです。

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SMS認証と他の認証方法の違いは?メリットとデメリットも紹介!

本人確認にはSMS以外にも様々な方法があることをご存知でしょうか?ここでは他の認証方法と、その中でなぜSMSを使った認証方法が二段階認証によく用いられているのかを解説します!

認証の種類は「知識」「所有」「生体」の3つ

本人確認の認証はユーザーのどんな要素を使って認証を行っているかによって種類が分かれます。現在認証に用いられる要素は以下の3つとなっています。

  • 知識の要素
  • 所有の要素
  • 生体の要素

まず「知識の要素」を用いた認証はIDやパスワード、秘密の質問といったユーザー本人しか知り得ない記憶や情報を利用した認証方法になります。この知識による認証は主に一段回目の認証に用いられることが多く、最も手軽な認証として知られていますが、一方でIDやパスワードを忘れてしまうとログインできなくなってしまう点や、人に知られてしまうと誰でもログインできてしまいセキュリティリスクが高い点などが問題点として挙げられます。

「所有の要素」による認証は携帯電話やキャッシュカードなど、ユーザーの所有物を使って認証を行う認証方法です。SMS認証もこの「所有の要素」を利用した認証方法となります。この方法は「知識の要素」のようにパスワードを忘れてしまう等のリスクがなく、ユーザー側の手続きも簡単なので、利便性を保持しながらセキュリティレベルを高くすることができる認証方法といえます。ただし、認証の鍵となる所有物を紛失した場合は本人確認ができないというリスクもあります。

最後に「生体の要素」を用いた認証方法があります。例としては指紋認証や顔認証、声紋認証などが挙げられます。最もセキュリティレベルが高いとされている認証方法ですが、生体情報を読み取る専用の端末が必要になるため、導入コストが高くなってしまう場合が多いです。

それぞれの認証要素の特徴を以下にまとめます。

種類 特徴 認証方式の例
知識認証 ログイン情報を覚えておく必要がある
知っていれば誰でもログインできる
IDとパスワード
PIN番号
合言葉
所有物認証 認証時に使用する端末を所有しておく必要がある
所有している人だけがログインできる
SMS認証
電子証明書
ボイスコール
生体認証 身体の一部を利用するので、記憶や所有の必要がない
導入コストが高い
指紋認証
虹彩認証
静脈認証

基本的には上記の要素を組み合わせることでより高度なセキュリティを実現することができますが、認証の要素が多くなるとユーザーにとっては面倒になってしまうため、利便性とセキュリティのバランスを考慮する必要があります。

SMSが本人認証に利用されている理由

SMSが二段階目の認証として使われている理由は、携帯電話番号を利用しておりセキュリティ的に強いためです。 Gmailなどのフリーメールアドレスは、インターネットさえ繋がっていればPCでもスマートフォンでも利用できるためとても便利。しかし他者にログイン情報が渡ってしまえば簡単に不正ログインできるため、二段階認証で使用するにはセキュリティ面で不安が大きいツールといえます。 一方で携帯電話番号は、発行するためにキャリアによる審査が必要なので不正取得をすることが難しく、また携帯電話本体を持っている本人しかSMSを受け取ることはできません。仮に携帯電話番号が流出しても、不正ログインしてSMSの内容を盗み見ることはできないため、より確実に本人確認を行うことが可能です。

加えて、SMS認証は低コストというメリットがあります。SMS自体の送信単価が安いためコスト面での負担を減らすことができ、かつセキュリティを強化することもできるため、導入する企業としてもメリットが多い認証方法といえます。

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SMSの安全性については「本当に安心して使える?SMS送信サービスの信頼性について」でも詳しく解説しています。

ユーザーにSMSを送れない場合の認証方法は?

SMS認証はセキュリティレベルも高く、ユーザーの利便性も保持することができる認証方法です。しかし、ユーザーが固定電話の電話番号で登録していたり、SMSを受け取ることができない携帯電話の場合は利用することができません。その場合は本人確認が取れずにサービスを利用することができないのでしょうか。

そんなときのために、IVR(自動音声応答)認証に対応しているSMS認証サービスもあります。「メディアSMS」のSMS認証サービスではSMSを受け取ることができないユーザーに対しては自動音声によって電話で認証コードを受け取ることができるIVR認証を補完機能として実装しています。 このように、SMS認証サービスではSMSによる認証以外にも様々なケースに備えて確実に本人確認を行うことができるので、安心して導入することができます。

SMS認証の導入事例

SMS認証は本人確認ができるだけではなく、いたずら問い合わせやアカウントの重複を避けるといった用途で導入している企業も少なくありません。

あるサイトではいたずらの問い合わせに悩まされていましたが、メディアSMSのSMS認証を導入したことでいたずらがピタリとなくなったという事例もあります。
また、SMS認証は一人が複数のアカウントを作ってしまう「アカウントの重複」にも有効です。アカウントごとに無料のトライアルが必要なサービスなどはSMS認証を行うことで、無料トライアルを繰り返し不正利用されるのを防ぐことができます。

このように、SMS認証は使い方次第で、本人確認以外にも様々なソリューションにも活用されている点も特徴といえます。

SMS認証を導入する際に確認しておくべきこと

SMSが二段階認証に向いているとはいえ、ビジネス向けに販売されているSMS送信サービスには多くの種類があり、サービスごとに得意な利用場面も異なります。もしSMS認証を使いたいなら、以下の2つの機能があるサービスを選ぶのがオススメです。

SMS認証機能を使うなら、APIは必須

「API」とは?SMS送信における使い方は?

APIとは「アプリケーションプログラミングインターフェイス」の略で、ソフトウェアの機能を共有する仕組みのことを言います。あるアプリケーションが、その機能を他のプログラムからでも利用できるようにインターフェイスを提供するということです。APIを提供している例として、GoogleMapsやYouTubeなどが有名です。例えば企業のWebサイトにYouTubeの動画が組み込まれている場合は、そのWebサイトはYouTubeAPIを利用して作成されています。

SMS認証の機能を使いたい場合にもAPIを使うことがほとんどです。二段階認証を行う必要があるのはWebサイトやアプリでのログイン・会員登録などのタイミングのため、ほとんどの場合で自社開発のシステムにSMS送信のAPIを組み込む必要があります。
API提供のあるSMS送信サービスであれば、http通信を使ってSMS送信のリクエストをすることで自社システムなどにSMS認証を導入することができます。反対にAPI提供をしていないSMSサービスではSMS認証機能を利用することは難しいため、注意が必要です。

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SMS送信サービスのAPIに関しては「SMS送信でAPIを導入する前に気をつけておきたい3つの比較ポイント」でも詳しく解説しています。


誤送信防止に役立つ、他人接続判定機能

他人接続判定機能は、顧客の電話番号を読み込んで過去の利用履歴と照らし合わせることで、他人の可能性がある電話番号を抽出・アラートしてくれる機能です。 例えば、過去に未利用期間が3か月以上空いている電話番号などは、当初の契約者が携帯電話を解約しており既に別の人物がその番号を利用している可能性があります。同じ電話番号であっても、意図しない人物に対し個人情報などの重要な情報が送信されてしまうことを防ぐために、他人接続判定機能は備わっていた方が安心な機能の一つです。

入力はたったの3項目

SMS認証をワンコールで完結できる専用API

メディアSMSが提供している「SMS-OPE.COM」では、ワンタイムパスワードの発行からSMSの配信やIVR連携まで、インターネット上での認証に必要な工程をワンストップで行えるのが特徴です。大手エンタメ会社様でも導入されています。

お客様側で開発が必要な部分はパスワード入力を含む一連の認証画面と照合部分のみ。そのため大幅に開発工数を削減することができます。
万が一SMSが届かなかった場合でも、そのままIVR認証へ誘導。ユーザーに対して認証用の電話を発信したり、ユーザーが指定された番号へ電話をかけることで認証を行えます。また、電話番号の重複を確認し、悪意のあるユーザーが複数アカウントを取得するなどの行為を検閲することも可能です。詳しい仕様についてはこちらのフォームからお問い合わせください。

SMS認証は、Webサイトやアプリでの不正ログインを防ぐなどセキュリティ面に対する不安を解消することができます。また企業としても、そこまで大きなコストをかけずにセキュリティ強化ができ、導入後にユーザーにかかる負担も少ない部分がメリットです。 SMS送信サービスには様々な種類があるため、導入の際はAPI提供の有無や実績などをしっかりと確認し、安心して利用できる事業者を選びましょう。

まとめ

SMS認証とは?

SMS認証とは「所有の要素」を用いた認証方法で、電話番号に認証コードを送ることで本人確認を行う認証方法です。ユーザーの利便性を維持しながらセキュリティレベルを向上させることができ、導入コストも比較的安価なため、二段階認証の方法として広く利用されています。

SMS認証を導入するには?

SMSを導入するには一般的にSMS送信機能の組み込みと認証機能の開発の2つを行う必要があります。 SMS送信機能の組み込みは「SMS送信サービス」が提供しているAPIを自社システムに連携することができ、その上で認証コードの発行・突合といった機能の開発を行う必要があります。
ただし、「メディアSMS」の認証専用API「SMS-OPE.COM」ならSMS送信機能と認証機能だけでなく、SMSが送れないユーザーでも認証可能なIVR(自動音声応答)認証の補完機能までをパッケージ化し、電話番号認証をこのAPI一本で実装可能です。詳しくはこちらのフォームからお問い合わせください!


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※1 デロイトトーマツミック経済研究所 ミックITリポート (2022年10月版) より

※2 受信拒否・圏外・電源オフを除く。4キャリア到達率当社検証試験の結果。

※3 2023年10月末時点(自治体含む)


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株式会社ファブリカコミュニケーションズ SMSnavi編集部。SMS(ショートメッセージサービス)に関する記事を執筆しています。

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