SMSとLINEとメルマガの違いは?メリットとデメリットについて

スマートフォンが普及している現代、ネット広告はPCよりスマートフォンで見る機会が増えてきました。そんな中、顧客に対して広告やお知らせを配信する方法として、SMSやEメール(メルマガ)・LINEなどがよく使われるようになっています。それぞれどのような違いがあるのか7つの項目で比較し、メリット・デメリットについても解説します。

Chapter
SMSとLINEの違いを比較
送信できるリーチ数はSMSの方が多い
SMSは送信時に料金が発生するが、LINEは基本的に無料
一斉送信の方法がLINEは特殊
SMSとメールの違いを比較
メールは内容をアレンジしやすい
セキュリティに関してはSMSに軍配
メールは"捨てアド"を作成できる
SMS・LINE・メールそれぞれのメリット
SMSのメリット
メール・LINEのメリット
SMS・LINE・メールのデメリットとは?
SMSの弱み
メール・LINEの弱み

SMSとLINEの違いを比較

SMS(ショートメッセージサービス)とは、電話番号宛てにテキストメッセージが送れる連絡手段です。一方でLINEはアプリをインストールすることで利用できるメッセージサービスで、ビデオ通話なども楽しめます。どちらもビジネスでの利用が拡大しており、宅配日程の通知やアンケートの案内などをSMSやLINEで連絡する企業も増えています。では、それぞれどのような違いがあるのでしょうか?

SMS LINE
送信できる相手 電話番号が分かっている人 自分のアカウントを友達として登録している人
利用層 ガラケー含む携帯電話を保有している人 LINEアプリをインストールし、アカウントを開設した人
(日本の人口の66%以上(※))
送信できる内容 テキストのみ テキスト・画像・スタンプ・位置情報など
文字数 670文字(一部機種では70文字) 10,000文字
一度に送信できる人数 携帯電話から送信する場合は1人のみ

SMS配信サービスを利用する場合は制限なし
499人
(1つのグループにつき500人まで参加できる)
セキュリティ 電話番号が流出しても、端末を保持した人しか確認できない ID・パスワードがあれば不正ログインができてしまう
(登録の際には、SMSを使った認証を利用)
料金 送信は70文字ごとに30円程度
受信は無料
送受信ともに無料
(通信料が発生する)
※ LINEの国内月間アクティブユーザー8,400万人÷日本の総人口1億2631万人(平成31年2月1日現在(確定値) 総務省統計局)

送信できるリーチ数はSMSの方が多い

まず大きな違いとしては、送れる相手の違いです。SMSは新しくアプリなどをインストールしなくても送受信でき、スマートフォンだけでなくガラケーやらくらくホンなどでも利用できます。そのため携帯電話番号が分かる相手であれば誰とでもやり取りできるのが特徴です。 反対にLINEは、アプリのインストールおよびアカウント登録が必要。スマートフォンやパソコンで利用できますが、ガラケーでは利用できる機種が限られています。2019年に実施された総務省の「通信利用動向調査」によると、スマートフォン以外の携帯電話を利用しているのは24.1%。いまだ4人に1人はガラケーなどを利用しています。連絡したい範囲に高齢者やガラケー利用者がいる場合は、SMSを利用した方が届きやすいといえます。

SMSは送信時に料金が発生するが、LINEは基本的に無料

SMSは送信時に料金が発生するのがポイント。70文字ごとに30円(税別)かかるため、670文字送信する場合は300円(税別)となります。ただし、家族で契約しているキャリアが同じ場合は家族割が適用されてSMSの送信が無料となる場合も。契約プランを確認してみるのも良いでしょう。一方でLINEの利用料は何通送っても何文字でも無料です。パケット通信料は発生しますが、定額プランに入っている場合は、範囲内であれば使い放題のため実質お金はかからないといえます。

一斉送信の方法がLINEは特殊

LINEで一斉送信を行う場合は、同じメッセージを送信したい相手をグループへ招待し、そのグループ内でメッセージを送信を行う必要があります。1対多の場所で発言することで、そこにいるメンバー全員へ連絡できるという仕組みです。一方でSMSは、そもそも一斉送信機能が備わっていません。個人の携帯電話から一斉送信することはできないため、別途SMS送信サービスを利用する必要があります。SMS送信サービスを利用する場合であれば、1回で送信できる人数に制限はありません。

SMSとメールの違いを比較

LINE利用が拡大しているものの、メールでの連絡がまだまだ多いのも事実。購入品の発送通知やセールの案内など、メールで届く連絡内容は多岐に渡ります。また、HTMLメールを利用することでWEBサイトのように見やすい装飾を施したメッセージも送信できるのが特徴です。

SMS LINE
送信できる相手 電話番号が分かっている人 メールアドレスが分かっている人
利用層 ガラケー含む携帯電話を保有している人 メールアドレスを保有している人
送信できる内容 テキストのみ テキスト・画像
文字数 670文字(一部機種では70文字) 制限なし
一度に送信できる人数 携帯電話から送信する場合は1人のみ

SMS配信サービスを利用する場合は制限なし
制限なし
セキュリティ 電話番号が流出しても、端末を保持した人しか確認できない ID・パスワードがあれば不正ログインができてしまう
料金 送信は70文字ごとに30円程度
受信は無料
フリーメールの場合は基本無料
キャリアメールの場合はメール容量・プランによって変動する

メールは内容をアレンジしやすい

SMSは基本的に文字しか送信できません。そのため、視覚的なアピールが必要な連絡には不向き。また、670文字までしか送信できないため、多くの情報を1回で伝えるには工夫が必要です。しかしメールはテキストだけでなく画像も送信できる上、基本的に送信できる文字数に制限はありません。HTMLメールを利用すれば、情報量の多い連絡内容でも見やすく整理することができます。内容の自由度が高いため、おしゃれなキャンペーン案内などを作成したい場合に役立ちます。

セキュリティに関してはSMSに軍配

SMSはインターネット上での本人確認に利用されるほどセキュリティの高いサービスです。宛先として使用する携帯番号は、発行時に身元確認や審査が行われるため偽装や複製が難しいのが特徴。また、電話番号が流出してもSMSを盗み見られる可能性は限りなく低いのもあり、ログイン時やアカウント発行時の認証用としてSMSが利用されています。 一方でメールは、Gmailなどのフリーメールを利用してメールアドレスをいくつも作成することができるため便利。しかしIDとパスワードが流出した場合、内容を盗み見したり勝手にメールを送信することも可能です。そのためセキュリティ部分では不安のある連絡手段といえます。

メールは"捨てアド"を作成できる

先述した通り、メールアドレスは簡単にいくつも作成することが可能です。利用者にとってはメリットですが、企業側としてはデメリットもあります。

  1. 入力してもらう時にミスが発生しやすい
  2. 登録した後で受け取れる景品などが目当ての場合、使っていないメールアドレスを入力する可能性がある
  3. 複数のメールアドレスを所有している場合、以前に作成したものを忘れたまま放置している場合がある

マーケティング施策などでメルマガ配信を行う場合、取得した宛先リストにあるメールアドレスが使えない・相手が見ていないというケースが発生しやすいといえます。内容が充実したメルマガを作成しても、見られないメールアドレスに送信していては効果を感じられません。

SMS・LINE・メールそれぞれのメリット

SMSのメリット

SMSのメリットとしてまず挙げられるのが、開封率の高さと確認の早さです。2019年12月に実施した「コミュニケーションツールに関するアンケート」(※)では、メールの平均未読数は約86件と多いのに対し、SMSではその1/3以下である約26件という結果が報告されています。また、ユーザー向けに各連絡手段に関してのアンケート調査を実施したところ、SMSでは通知が来たらすぐ気づくようにしている人が一番多く、その差はメールの約1.8倍。このことから、災害時の安否確認や緊急連絡、督促などの早く・確実に確認して欲しい場合において有効なサービスだといえます。

SMSとメールの平均未読数 メールでは約4割の連絡が見ずに消されている

※ 自社調べ(調査方法:インターネットアンケート、対象者:20代から60代以上までの男女492人)

メール・LINEのメリット

メール・LINEのメリットとしては、画像や動画・スタンプなどを使って印象的なメッセージを送信できるということが挙げられます。SMSはテキストのみ送信可能なのに対し、メールやLINEは顧客に読まれやすいよう視覚的な工夫を凝らすことが可能です。 さらに、送信可能な文字数もSMSに比べてかなり多くなっています。LINEは1メッセージあたり10,000文字まで送信可能で、メールでは実質的な文字数制限はありません。そのため、顧客への広告・宣伝目的で送るメッセージや、長文になりやすいビジネスメールなどに活用しやすいツールだと言えます。

SMS・LINE・メールのデメリットとは?

SMSの弱み

SMSは、顧客に確実に素早くメッセージを届けることができる一方、印象的な広告を打ち出すのが難しいというデメリットがあります。SMSは基本的には文字のみ送信可能で、URLなどを貼り付けることもできますが一度に送信可能な文字数が全角70文字に限られています。したがって、それを見ただけでは商品やサービス等の良さを伝えることは難しく、販促目的で利用するにはあまり向いていないと言えるでしょう。 ただ、文字数の問題に対しては、法人向けのSMS送信サービスを利用することで最大670文字に拡張することが可能です。また、顧客により確実にメッセージを送信できるという利点を生かすなら、個人宛てに送る店舗予約などのリマインドメッセージや金融機関からの重要なお知らせ、アプリの認証パスワードを送る手段として活用することができます。

メール・LINEの弱み

メールやLINEでメッセージを送るためには、まずメルマガ登録やLINEでの友達登録を顧客自身にしてもらう必要があるというハードルがあります。また、メールアドレスが変更されたり、顧客からLINEをブロックされてしまうとメッセージを届けることができなくなってしまう点がデメリットです。

多くの人から様々なメッセージを受け取る機会が多いツールのため、広告目的で送信するメッセージは目立たなかったり開封されないことも多くあります。さらに、画像やスタンプで内容を凝ることができますが、1つのメッセージを作成するためにかかる労力やコストはSMSに比べて大きい部分も懸念点です。

SMS・LINE・メールにはメッセージの届く確率や速さ、コスト、利用者数の数、広告手段としての機能などに違いがあります。相手に早く確実に連絡を確認して欲しい時は開封率の高いSMSを、ビジュアル面でこだわった連絡を送りたい場合はメールやLINEが効果的となる可能性が高いといえます。それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、どれを使用するのが適しているのかを考え、導入するツールを検討しましょう。

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※1 デロイトトーマツミック経済研究所 ミックITリポート (2022年10月版) より

※2 受信拒否・圏外・電源オフを除く。4キャリア到達率当社検証試験の結果。

※3 2023年10月末時点(自治体含む)


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SMSnavi編集部

株式会社ファブリカコミュニケーションズ SMSnavi編集部。SMS(ショートメッセージサービス)に関する記事を執筆しています。

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